MRI(Magnetic Resonance Imaging)

MRI(Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像)は、磁気と電波を使ってからだの中のさまざまな部分を撮影する検査です。

MRIの検査装置は、多くの医療機関に配備されるようになり、患者さんの認知率も97.2%と非常に高くなりました。しかし、CT検査との違いなど、MRI検査の内容を正しく理解するところまでは至っていないようです。

患者さんに対しては、単に検査名をいうだけではなく、「からだの中の断面を写す検査で、磁気を利用して、からだの中から必要な情報を拾い出し、コンピューターを使って画像にする」と説明するとわかりやすいでしょう。
さらに詳しく説明する場合には、「磁気を発生させた機械の中に横たわってもらい、からだの中から信号を拾い出し、その情報をコンピューターで処理することで、からだの中を輪切りにしたようなさまざまな断面での鮮明な画像が得られます」といい添えます。

このような誤解がある

  • CTよりもMRIのほうが、すべてにおいて優れているという誤解。

MRI検査はすべての病気に有用で、すべての病気を判断できるという誤解をもっている人がいるため、CT検査を勧めたところ、MRI検査にしてほしいと希望するケースがあります。その場合、それぞれの検査方法の長所と短所、検査の目的について的確に説明し、目的にあった検査をすることの大切さを伝えます。内視鏡、CT検査やほかの検査が有用である場合も少なくありません。

※がんにおいてはMRI検査で腫瘍の位置や大きさを確認することができ、診断に役に立つ検査です。放射線を使いませんので、被曝の心配はありません。

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この記事は2018年12月現在の情報となります。

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