インフォームドコンセント(Informed Consent)

インフォームドコンセントには、納得できる医療を患者さん自らが選択するという意味があります。
そのために、医師は治療法などについて、平易な言葉で患者さんの理解を確かめながら説明します。説明を聞いた患者さんは納得できる治療法を選択し、同意します。

医師が治療法を決めるのではなく、だからといって患者さんにすべてを決めてもらうのでもなく、医師と患者さんでともに考える医療です。
医師の治療法に関する説明を理解し納得し同意できる場合には、同意書を提出することになります。

インフォームドコンセントという言葉の認知率は70.8%、理解率は64.7%にとどまっています。しかし、この言葉は患者中心の医療、患者さん自らが選び取る医療において、もっとも根本にある概念で、診療においては、患者さんの納得が大切であることを理解してもらう必要があります。
そこで、「納得診療」や「説明と同意」のようなわかりやすい言葉に言い換えることが求められます。

「納得診療」と言い換えると、「診療」の場面で問題になることと、患者さんの「納得」が大事なことが示せます。患者さんの視点から、この理念の根本をわかってもらいたいときに使うと効果的です。

「説明と同意」という言い換えの言葉は、インフォームドコンセントの概念を最も端的に示しています。医師の説明と患者さんの同意の双方の行為があって、成り立っていることをわかってもらいたいときに使うと効果的です。
「納得診療」という理念、「説明と同意」という手続きを覚えてもらうようにしていきましょう。

この記事は2019年1月現在の情報となります。

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