重篤(じゅうとく)

重篤(じゅうとく)とは、病状が非常に重いことをいいます。

「重篤」という言葉は一般の人には知られていない言葉の一つで、その認知率は50.3%しかありません。

しかし、患者さんに対して、この言葉を使う医療関係者は少なくなく、医師で65.7%、看護師・薬剤師で29.9%が「重篤」という言葉を使っているといいます。
「重篤」は医療関係者間でのみ通用する言葉であることを意識し、患者さんには使わないように努めることが大切です。

「重篤な症状」は「非常に重く生命に危険が及ぶ症状」、「重篤な副作用」は「とても重い副作用」などと言い換えることができます。このように別の言葉で説明するとよいでしょう。

「重篤」には「重症」「重体」「危篤(きとく)」などの似た言葉があり、これらとの使い分けもあいまいなため、言い換えることでさらにわかりにくくなる心配があります。
重篤な状態を説明する際には、具体的にはっきりと伝えたほうがよいでしょう。

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この記事は2019年2月現在の情報となります。

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