がん治療継続のためのアピアランスケア

がん治療に伴う外見の変化は、患者さん自身の精神的な負担となるだけでなく、周囲の人たちとの関係にも影響を及ぼすことがあります。
しかし、以前はがん治療中、治療直後の外見の変化に対して、「生命にかかわることではないから」と、アピアランスケアは重要視されていませんでした。

がん治療が進歩し、近年はがん治療を続けながら日常生活を送る患者さんが増えています。
がん治療中であっても自分らしさを保ち、周囲との関係をこれまでと同じように維持することは、患者さん自身のがん治療に向かわせる意欲を高めることにつながります。

薬剤師が患者さんとのコミュニケーションを通じてがん治療の継続をアシストするアピアランスケアを紹介します。

東京大学医学部附属病院 乳腺・内分泌外科助教
がん相談支援センター副センター長
分田 貴子 先生

1994年東京大学教育学部卒業後、医師を目指し2002年に同医学部医学科を卒業。同大学附属病院での研修を経て、2008年より国立がん研究センター中央病院で免疫治療の研究に従事。がん治療に伴う患者さんの外見変化の問題に直面し、対処法としてカバーメイクの研究、普及に尽力。2013年に東京大学医学部附属病院カバーメイク・外見ケア外来を開設。

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