うつ病(うつびょう)

うつ病になると極端に内向的になります。病気の状態としては、憂うつになり、食欲もなく、口数も少なく、外に出たがらないというふさいだ状態が非常に強く現れます。

患者さん本人の意思ではどうすることもできず、次第に日常生活に支障が出るようになり、場合によっては自殺を図ることもあるため、注意が必要な病気です。

うつ病発症の原因には、ストレスや薬の影響、人生の節目における環境の変化などさまざまで、これらが脳内の神経伝達に悪い影響を与えたものと考えられます。
がんなど深刻な病気になったことをきっかけにうつ病を発症する人もいます。

治療は薬による方法と環境の改善などを総合的に行う必要があります。慢性化や再発といったことがないように注意を払いながら治療をする必要があります。

このような誤解がある

  • 本人が精神的に弱いためにかかる病気だという誤解(25.2%)
  • 失恋や仕事の失敗など、普通に経験する憂うつな気持ちの延長だという誤解(12.1%)
  • うつ病は気のもちようで治るという誤解(28.5%)

うつ病を「心の風邪」ということがあります。確かに、うつ病はだれでもかかり得る病気であり、それを示すためには、効果的な表現です。しかし、「軽い病気」「すぐ治る」という誤解を招く場合もあります。
うつ病は「本人が弱いから」「軽い病気」「病院に行かなくても治る」などの誤解を与えないように説明し、しっかり治療に向き合うようにうながすことが大切です。

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この記事は2018年12月現在の情報となります。

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