がん患者さんの感染症予防
抗がん剤や分子標的薬のなかには、副作用で骨髄抑制が生じることがあります。
骨髄抑制がある時期には、特に感染症対策に注意が必要です。
そのほか、がんの手術や放射線治療でも体力が低下することがあり、細菌やウイルスに感染すると症状が強く出ることがあります。
がん治療が入院から外来通院中心となり、仕事や通学、家庭生活を送りながらがん治療を継続する患者さんが増えています。医療従事者以外との接触も多いなかで、感染症のリスクを軽減するには、予防対策の習慣化が大切です。