がん患者さんの感染症予防

抗がん剤や分子標的薬のなかには、副作用で骨髄抑制が生じることがあります。
骨髄抑制がある時期には、特に感染症対策に注意が必要です。
そのほか、がんの手術や放射線治療でも体力が低下することがあり、細菌やウイルスに感染すると症状が強く出ることがあります。

がん治療が入院から外来通院中心となり、仕事や通学、家庭生活を送りながらがん治療を継続する患者さんが増えています。医療従事者以外との接触も多いなかで、感染症のリスクを軽減するには、予防対策の習慣化が大切です。

国家公務員共済組合連合会虎の門病院
臨床感染症科部長
荒岡 秀樹 先生

和歌山県立医科大学卒業
東京厚生年金病院内科、杏林大学医学部第一内科(呼吸器内科)を経て、2007年に虎の門病院に赴任。日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本感染症学会専門医・指導医・評議員、日本臨床検査医学会臨床検査専門医、日本化学療法学会抗菌化学療法指導医・評議員、日本臨床微生物学会認定医・評議員・理事、インフェクションコントロールドクター(ICD)の認定資格を取得

この記事は2022年7月現在の情報となります。

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